一部キャストさんに「仕事の出来ない男」としてレッテルを貼られたものの、
デリヘルスタッフとして一ヶ月が経過した。
僕は仕事にさらにのめり込む為に、お店の「寮」に入ることに決心した。
メリットは、職場から近いところに住めるということだ。
さらに、家賃も相場と比べてかなり安い。
1LDKのマンションに月々5万で入れるらしい。
憧れの綺麗なオートロックマンション。
テンションの高値が更新された。
すぐ、暴落して安値を更新することも知らずに・・・。
入寮に関しての注意事項を説明される。
- 女を連れ込まない。
- 友人を入れて茶を飲ますくらいならいいけど、一言事前にいえ。
このくらいだ。
店長はお酒が好きみたいで、晩酌でオススメのお店もしっかり教えてくれた。
船橋は一切酒を飲まない。
そして、ついに入寮した。
店長に寮に連れて行ってもらって、中に入ると驚愕の事実が発覚した。
なんと、グループ店の他店スタッフとおもわしき人物がすでに住んでいる。
嫌な予感がした。
店長
『相部屋だから』
船橋のテンションは暴落した。
今は少なくなってきたが、当時の風俗・水商売は嘘や、肝心なところを寸前まで教えられないことは多々あった。
求人にしても同じだ。
一度入寮すると行ってしまったら、仕方ない。
船橋の部屋はリビングに決定した。
いや、決定してた。
男子求人の真実
ここでついでに「男子求人の嘘・本当」を話そう。
当時はとにかく、雑誌や求人媒体に
- 幹部候補
- 月収50万
- 年収1,000万可能
- スピード出世可能
という文字が踊ってた。
もう、ダンスしてた。
今もそこそこ踊っているが、もう少し現実的に書いてある。
幹部候補ってなんだろう。
今でも思う。
でも、船橋がまた風俗を経営するとして男子求人を出すとしたら
『幹部候補』という文字は入れるだろう。
幹部候補とは、あながち嘘じゃない。
幹部候補となれるような人材は、当たり前に欲しい。
風俗・水商売産業は慢性的な人材不足だ。
月収50万、年収1,000万可能もあながち嘘ではないが、年収1,000万は少し、
いやかなりハードルが高い。
スピード出世可能は、まぁ本当だ。
仕事が出来れば、どんどん出世していく。
今、風俗業界に入ったばかりの男子スタッフは頑張って欲しい。
応援している。
このブログを読み進めて頂ければ、さぞ貴方の出世に各立つことだろう。
で、大体入社三ヶ月は「試用期間」とかなんたらって言って、
「25万前後」の普通な給料で労働をすることになる。
嘘はないかもしれないが、誇大広告とも言える。
嘘と真実のどっちつかずが、風俗店の求人なのだ。