では、女の子→スカウト→仲介(僕ら)→店舗、
という単純なやり取りで多発する、信じられないトラブルの事例を紹介していく。
僕はもう、手慣れた感じで案件を捌いていている段階になっていた。
そこへスカウトマンAから連絡が入った。
スカウトマンA『出稼ぎ希望の女の子がいます!希望保証額は1日7万円で14日間稼働希望です!』
このような文言と共に、女の子の写真と詳細なプロフィールが届く。
1日7万希望で14日稼働だとトータル保証が98万円となる。
出稼ぎが人気である、理由の一つはこれだ。
行くと決めたら、ある程度のまとまった金の算段がつく。
もちろん、保証希望額というのは女の子のレベルによる。
太っている子は1日2万も出ないなんてザラだ。
当たり前である。
僕は女の子の写真とプロフィールを吟味する。
店舗に繋ぐ際に、過剰な保証を要求するの船橋たちにとってはよくない。
女の子の為に、補償額はある程度頑張るが、店舗との信頼関係も大事だ。
しかし、7万の保証は結構高い部類に入る。
参考例を出すと、学校のクラスで1、2番手に可愛い女の子だ。
プロフィールを確認してスカウトマンAに返信をする。
船橋『案件ありがとうございます!念の為、脱ぎの写真をもう二枚頂けますか?』
脱ぎの写真とは、基本的にトップレスで全身の体のラインがわかる写真だ。
身長と体重だけでは、見えないものも有る為出稼ぎでは必須だ。
現地に行ってから不採用だと、女の子の負担も多い。
その為、出稼ぎに行く場合は写真とプロフィールで99%合否を出してもらう。
1時間ほど待っただろうか、追加の写真がスカウトマンAから届いた。
僕はそれを確認して、いける。と思った。
ルックスが良くて、スタイルもいい。保証7万出してくれるだろう。
船橋は女の子の希望地域に有る、保証7万に合う店舗を三、四つ見繕った。
保証7万のお店を参考程度にお伝えすると、大体お客様払いが60分コースで18,000円〜のお店になる。
見繕った店舗の詳細をスカウトに送る。
このような形だ。
『お疲れ様です。船橋です。先ほどの〇〇さんの出稼ぎの件です。
・店名 淫乱パラダイス
・勤務地 福井
・女子給料 60分11,000円
70分13,000円
90分16,000円
120分21,000円』
かなり簡略化したが、このような店舗詳細を3店舗分送った。
しばらくするとそのスカウトから返信が来る
『ありがとうございます。では、店舗Bでお願いします!』
この返信を見て、僕はすぐに店舗Bへ連絡を入れる。
『いつもお世話になっております。船橋です!
〇〇月〇〇日から14日稼働で保証7万出稼ぎ希望の子です!』
このセリフと一緒に、プロフィールと写真を送る。
店舗からのレスポンスは、基本的に早い。
『ありがとうございます!プロフィールを確認しました!
この子でしたらOKです!
では当日〇〇駅に着きましたら、佐藤までご連絡頂けるよう女の子にお伝えください。』
これで無事、一つの出稼ぎが決まるのである。
ここまできたら、あとできることは当日女の子が飛ばないこと(ばっくれないこと)を祈るだけだ。
もちろん、スカウトにも釘をさす。
そして当日を迎える。