ep28:一瞬で「ある意味社長と同じようなもの」になる船橋

第2部:栄シップブリッジ

すっかり米島さんと意気投合した僕は、場所を近所の焼肉屋に移した。

驚くことに、米島さんはホルモンをほとんど焼かないで食べる。

生まれてこのかた腹を壊した事は無いらしい…。

ホルモン屋では、今後どのようにビジネスパートナーとしてやっていくかについて大いに盛り上がった。

米島さんは50人近くスカウトマンを抱えるスカウト会社の社長だ。

僕は、ある提案をした。

女の子の受け入れ先(風俗店等)を大量に契約して、
さらに風俗店からも女の子を紹介してもらう形だ。

風俗店によって、ある程度女の子の採用レベルは決まっている。

その採用ランクに届かなかった女の子、つまり不採用になる女の子を紹介してもらい
他の風俗店へ紹介してバックマージン(俗にいうスカウトバック業界ではSBという)を頂き我々が多少ピンハネするという構図だ。

そして、船橋と米島さんはスカウトというより
末端のスカウトと店舗を仲介する立場に全力を注ぐと言うものだ。

今の時代のスカウトでは、これを『仲介』と呼ぶ。

まぁそのままだが、不動産屋みたいなものだ。

しかし、それでは船橋の『女管理』が生きないのでは無いか?と気になる方もいるだろう。

本気のクロージングは、労力がかなりかかる。

なので、小物は自動で流通させ
SB(スカウトバック)が多く見込める大物は、船橋自らクロージングと管理をする。

米島さんの心は掴んだ。

もはや関係は横のつながりになり、対等だ。

僕から米島さんヘは、圧倒的クロージング力を提供する。

米島さんから僕には、スカウトとしての店舗契約等のノウハウと今あるルートを使わせてもらう。

考えた方によっては、船橋は一夜にしてスカウト会社の社長と同じ権利を得たと言う事だ。

タイトルとURLをコピーしました