ep24:夜のお店で風紀をしてしまった時の罰則のリアル-没収された罰金の行方-

第1部:船橋ブラストーリー

浅地さんがキッチンにきた。

『お前の色管理、バレてる』

せっかく頭から降りた血が、また頭にのぼった。

『おい、バレてるじゃねぇだろ、仕事だ』

つい、タメ口になった。

浅地さんは僕を救出するために割り込んできてくれたのに、僕の方が熱くなりつっかかってしまう。

まぁ、これも見慣れた光景だ。

浅地さんは露骨にイラっとしながら

『冷静になれ』

と言った。

僕にとってこれが冷静でいられるかと思ったが、一度頭を冷やす。

浅地さんが状況を説明した。

・お偉いからしたら実際、売り上げをあげればなんでもいい

・ただ、風紀として認定すれば罰金が取れる(お偉いさんのこずかいになる)

【船橋WIKI】-風紀-

水商売風俗においてボーイ側とキャストが恋に落ちること。

どの店舗も厳禁であり、今はないにしろ少し前であれば
「罰金200万」という決まり(法的効力はないが)はどこにでもあった。

・浅地が説得して100万くらいは納得させろ

・今後は、公認という形で、その管理を認める

というものだった。

これは、ただの幹部連中のこずかい稼ぎだったのだ。

そして、浅地さんはさらに口を開いた。

『今までも、そういうケースはあった。

幹部で山分けらしい。

今回も給料から少しずつ天引きでお咎めなしだと。』

僕は笑った。

『やってられねぇ』

ついつい口走った。

『女全員引き抜いてやめていいっすか?』

浅地さんは、

『冷静になれ』

しか言わなくなった。

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