ep19:ホストクラブは夜のお店にとってありがたい存在-ホストの為に出勤するキャスト-

第1部:船橋ブラストーリー

僕は、完全にグループで地位を築いた。

この業界、畑は3つほどある。

女・接客・リスト(会計)

その中で僕は、女と、接客を極めたのだ。

業界は女を制せば、水商売を制すといっても過言ではない。

みるみる1日の出勤数は上がり、店の指名本数も上がった。

船橋は大の阪神ファンだが、気分は阪神の監督になり選手に指示を出し連戦連勝と言った雰囲気だった。

全体のうちの2割程度が、キャストさん自ら高い目標があり
船橋がコントロールせずとも、好成績を残す最優秀層。

5割がなんとなく、高収入だから出勤してる層。

船橋の腕前はこの5割に発揮すべきだと考えていたし、そうしていた。

そして残りの3割程度が、ホストに貢いでいる。

風俗になるとこの比率が全く異なるが、現在は水商売編なので割愛する。

大阪にもホストクラブは沢山ある。

そこにまるでカモネギのようにせっせと通う為に、一生懸命出勤する。

彼女らは情緒不安定な確率が高いが、目的がしっかりしている為仕事はそれなりにするのだ。

そして一般の人からすると意外と思われるが、
超高額を毎月貢いでいるような、いわゆる『エース』と呼ばれる女の子は、仕事は真面目で貪欲。

それはそうだ。

月に100万以上ホストに貢ぐには、それなりの収入がいる。

仕事も真面目にこなさなければならない。

ホストの締め日というものが近づくと、当該キャストさんはあれこれ工夫して指名を呼ぼうとする。

僕はお客様の転がし方も研究し、一流になっていた為
あれこれキャストさんにアドバイスをし、キャストさんが実行することでどんどん指名が増えていく。

そして、そのキャストさんのメンタルを最終的にコントロールし
裏の担当の役割を果たしているのはまさにホストであった。

僕はその当時、ホストは便利だなぁ。

使えると、感謝していた。

しっかり心を鬼にして、どんどん貢がせて、キャストさんの出勤を増やしてくれよ〜と。

しかし、便利だったはずのホストが一線を超えてくる。

ある営業前、ホストにはまっていたキャストさんから相談があると受ける。

そのキャストさんは嬉しそうに

『担当ホストが同棲しようって言ってきた!もう家も決まってて鍵も渡されてる!』

船橋は答えた

『よかったじゃないですか!』

しっかり作り笑顔を作り、爽やかに答えた。そんな事全く興味はないが、これも仕事だ。

キャストさんはさらに

『で、水商売上がっていいって!』

船橋は衝撃を受けた。

ホストの真意はわからないが、この担当ホストはこのキャストさんの事が本気で好きになり
カモから、同棲相手にしようとしてる。

ここは本来はそのまま笑顔で送り出し卒業させるのが、正解だ。

今同じ立場ならそうさせるだろう。

しかし、まだ若く水商売の鬼神になっていた船橋は、
その情けないホストの色心にガッカリすると同時に、対処法を瞬時に考えた。

導き出した答えは、『色管』だ。

その答えにたどり着いたとたん船橋は安堵した。

これで出勤人数減らないし、売り上げも減らない。相手はホスト、楽勝だ。

【船橋WIKI】-色管-

色恋管理という、名前の通り対象キャストを自らに惚れさせコントロールをしやすくする。

効果は絶大だが、大きな副作用を伴う。

こちらは後々特別編で、解説させて頂くとする。

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